イタリア旅行記 2日目【古代ローマ帝国バージョン】
クッタクタになるまで歩いた1日目を終えて、2日目の作戦を立てる!
ローマに来たのに、見ないままで帰るわけには行かない!コロッセオ!!!死ぬまでに絶対見てみたかった。
ただ、バチカン市国で見た長蛇の列が頭から離れない。コロッセオが混まない訳ない。心優しいお友達が貸してくれた地球の歩き方を熟読・・・。
とにかく、待ち時間をどこまで縮められるかが、勝負だっ!(何との。)
一日目はこちら↓↓
フォロ・ロマーノ&パラティーノの丘
まずは、フォロ・ロマーノ&パラティーノの丘を目指します。正直な所、フォロ・ロマーノのこと聞いたことなかったんだけど・・・。有名なの?パラティーノの丘も知らない。無知・・・。
フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘、コロッセオの3施設は共通チケットらしい。人気の観光スポットなので行列不可避。ここで、最人気のコロッセオに並ぶと、一層時間がかかってしまう。ということで、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘から攻めることを強くおススメします。
ちなみに、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘はつながってるので、一気に見ないと再入場できない仕組みになってるので注意。ということで、作戦はパラティーノの丘→フォロ・ロマーノ→コロッセオの順。お楽しみは最後にとっておくか!
地球の歩き方には、毎月1日はコロッセオの入場券が無料になるって書いてて、この日は本当にたまたま6月1日。もしかして、コロッセオから並べば無料になる?でも、コロッセオから並ぶと時間やばいし・・・。ってわけで、無料券の誘惑は捨てていくことに。笑
チケット売り場に向かうとき、コロッセオの傍を通りましたが、8時半~9時ごろですでにすごい人。や、やばい・・・。真っ直ぐ歩くのも難しいほど。
「チョットマッテ!ショメイ!マヤク、ハンタイ!!」
・・・まやくはんたい?ああ、麻薬反対?
コロッセオ周辺では、麻薬撲滅の署名を求めてくる団体がいました。にこにこ可愛いけど、君たち怪しすぎな。笑
後で調べたら、寄付金を求められたり、署名している間にスリにあったりの被害がネットに出てました。気を付けて!海外旅行でカタコトの日本語を話す人が近づいて来たら・・・残念ながら警戒した方がいいかもしれません゚(゚´Д`゚)゚。悲しいなぁ。
人ごみを抜けて、こんぶはフォロ・ロマーノの東側に位置する、パラティーノの丘付近のチケット売り場を狙っていきました。一番すいてるって聞いてる。事前にネット予約もできるようなので、心配な人はその方が安心かも。
ここのチケット売り場はおススメ。並んではいましたが、コロッセオの列とは比べものになりません。20分くらいで買えました。数時間覚悟してた身としてはありがたすぎる。
ついに中へ!
フォロ・ロマーノとは、古代ローマ帝国の繁栄っぷりが垣間見える公共広場です。当時の政治・司法・経済・金融・宗教の中心地として賑わった場所の建築の跡が今も残っています。ローマ帝国って本当にすごい力を持っていたんだな、と驚くばかりです。メインストリートの名前は「聖なる道」。大理石の装飾だらけの豪華な都市だったんだって。今は見たところ大理石っぽくないですよね?後に、ローマ帝国が衰退し、ルネッサンス期に大理石は持ち出されちゃったそうです。コロッセオも同じことされてむき出しの所があります。
巨大な神殿。
戦勝記念や即位記念の凱旋門。
政治演説が行われたバジリカ。
税の取り立てや裁判が行われたバジリカ。金融機関としての役割も担っていたそうです。後に火事で焼失するんだけど、溶けたコインの跡が残っています。
とにかく都市のド中心地!んでんで!なんと建設が開始されたのは紀元前6世紀。もうね、意味が分からない。文明って進化してるんじゃないの?現代人ってすごいんじゃないの?これじゃ、古代ローマ帝国の方がすごくない??すごい人が一人いたからってこれは作れないような・・・。どうやったのマジで。天才が湧く場所なの?
ちょっと話逸れるけど、紀元前6・7世紀頃には下水道が整備されたんだって。紀元前よ?うんちまみれの中世パリとは大違い・・・。
パラティーノの丘から、フォロ・ロマーノを一望できる展望スペースがあるのでおススメ。といっても、広すぎて写真にはおさまりきらなくて、パノラマで撮ると時空がゆがみます。笑
広さは、じっくり見学すれば半日~一日おれそうなくらい。(こんぶは二時間で見学)
再現図が載ってる本を買ってみた。土台部分しか残ってなくて全貌が見えてこない建物の当時の姿が分かっておもしろい。
パンテオンが最高建築って言われているのは、当時の姿をあれだけ残していることがすごいって意味かもしれない。フォロ・ロマーノの建築も、大理石の大きな柱を何本も使っていて、パンテオンとそっくり。残ってるのは一部だけど。
よく知らないで行ったけど、おもしろかった。広すぎて、歩くの大変。
コロッセオ
紀元前80年頃に完成したという円形闘技場。ローマの人たちの娯楽施設です。
外壁の高さは50m。高さで50m走できる。楕円だけど、長いところの直径(長軸)は188m。は?(´Д`)188?やっぱり大理石。
床がないのは、大理石持ち出したから。
ここでは、剣闘士たちの闘いが行われて、ライオンやゾウなどの猛獣と闘うこともあったそうです。どちらかが死ぬまで終わらない。残酷すぎんか。殺し合うのをみんなで楽しく見ようねってブッ飛んでる。剣闘士は奴隷とか犯罪者がほとんどだったって習った気がする。
娯楽に対する感性は理解できないけど、システムはよくできてる。闘いの見学は無料で、客は階層ごとに席が決まってたそう。たくさんアーチがあるのはスムーズに席まで収容するためだったのかな。一部残ってる床のところに入るには、事前に予約が必要みたいだった。
闘いに出る猛獣は、輸入(?)した後、コロッセオの地下で飼育してて、檻から通路を通って上げ蓋を開き登場する仕組みになってたんだって。コンサートの飛び出すやつの元祖・・・。これが猛獣の檻の名残。本当よくできてる。
夜はライトアップするそうですよー。
昼食 Trattoria Da Enzo al 29
お昼をすぎたので、テベレ川を越えてランチ!!エンゾー。
口コミがよくて、観光客にもバレはじめた下町食堂・・・みたいなとこ。ほぼローマの人ぽいけど、アジア人も数人いた。隣の席は英語だったからイギリス人だった??
人気っぽくて入店までに10分くらい待ちました。名前を店員さんに伝えて呼ばれるのを待つ感じ。
今度は、マカロニみたいなパスタを注文してみる。リガトーニ??まっちゃは、カルボナーラがローマ発だって知って食べたがってたから、カルボナーラも注文。なんとカルボナーラのパスタもマカロニ系で悲しがってたから、スパゲッティが食べたければ、カチョ・エ・ペペを頼むとよかったみたい。(この店の場合。)
味は期待通りな感じで、おいしかったでーす。トマト系のソースは間違いないね。量は多くなさそうに見えるんだけど、最後ちょっとだけチーズが重かったかも。ちょっとだけ。てか、私もスパゲッティのがよかったわ。笑
真実の口
そしてそして、こちらも「ローマの休日」でおなじみの真実の口。
サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会っていう教会の入り口にある、ある・・・ただの写真スポットです。笑
下水の蓋的なマンホールの役割を持ったものだったという話。目から口から水出ちゃいそう。笑
あまりに有名ですが、「嘘つきは、口に手を入れると噛まれる」んだよね。こんぶは噛まれませんでした。ニヤリ。
写真を撮る所に柵があって並んで順番を待ちます。先頭にはおじちゃんがいて、そこで寄付金を気持ち入れて、撮影。愉快なおじちゃんに目を付けられたら、写真撮ってるときに大きい声で脅されて、噛まれたみたいになります。気持ち的に。笑
後ろで人がいっぱい待ってるので、オードリーごっこしてないで、テンポよくいかなきゃ迷惑。笑
お土産の話
お土産の話って言っときながら、こんぶが大好きなおばちゃんのいるホテルの話するけど、二日目もたくさん歩く予定だったから、チェックアウトの後なのに、観光の間私たちの荷物を預かってくれた。帰って来たら、ちょうどおばちゃんとホテルの下で会って、「ありがとうね」ってハグしてくれた。こちらこそだし!!ちょうどシフト交代だったみたい。よろよろ受付に戻ったら、今度は素敵お姉さんが登場して、ロビーのソファーに座って休ませてくれた。おまけに、「疲れたでしょ」ってコーヒー持って来てくれた。みんな優しいよううう。ほんとアットホームな親切ホテル!
明日は早朝のフライトで帰るので、優しかったHotel Rossiの皆さんとお別れして、空港に近いホテルに泊まります。地下鉄とイタリア鉄道で移動して、今度は近代的な清潔ホテル。
お土産買ってなかったから、ホテルの近くのお店を散策。自分へのお土産にパスタとかピザを伸ばす棒を買ってみました。パスタを打てたらすごいじゃん!ピザ手作りできるじゃん!イタリアっぽいじゃん!!40㎝くらいあるやつをチョイス。楽しみ、楽しみ。
・・・と思ってたら、空港で手荷物検査受けたときに、初めてひっかかりました。
え!?何を悪いことした!?(´Д`)ハラハラ
荷物を開けていいか確認され、了承したら中からパスタ棒が。お前かよ・・・。
鈍器と見なされました。笑
担当のお兄さんが憐れんで、隣のレーンのお姉さんに尋ねてくれたけど、お姉さんが鈍器持って殴るジェスチャーしてた。笑
まあ、たしかに危ないっちゃ、危ない。いろいろめんどくさいので、その場でパスタ棒とのお別れを決意。さよなら、パスタ棒。もうちょっと短かいやつなら、大丈夫だったのかもな。短い間だが、ありがとよ。
おしまい
超弾丸の旅できたが、ローマの魅力を満喫できました~!
5,6月のローマは日差しがとても強く、暑かったので帽子やサングラスの日差し対策や、熱中症予防に水などを用意して観光するのがいいと思います。また、車の乗りいれられない場所の観光が多くなるので、ほとんど徒歩です。石畳の道を歩く覚悟で、歩きやすい靴がいいですよ~。
こんぶは、ヴァチカン博物館など端折っているところもあるので、自分の好みに合わせてもう少し長めの日数でゆっくり回ってもいいかもです。
ショメイ!マヤクハンタイ!には気を付けて。笑