スクラッチレポート ドイツ人って家の床を愛してるんだね。
こんにちは、こんぶです。
こんぶはこの4月頭からドイツに移住したわけですが、4月中はホテルに住みついていて、5月からアパート住まいになりました。アパートに入居するときに、日本と違うなあ~と思うことがあったので書いときます。
4月下旬、アパートの管理会社の方と、まっちゃの会社の人事担当(ドイツ人)、まっちゃ、こんぶの4人でお部屋を見に行きました。部屋を使う時の注意点を教わったり、一緒に傷等が付いている場所を確認したりする会でした。
管理会社の人自己紹介してくれたけど、名前聞き取れなかったから、まっちゃが空耳アワーみたいな感じで「村人さん」って名付けた。
この会の前に得ていた前情報としては「傷・故障を見つけたら必ず報告するべし→退去時にえらい額請求されるぞ!」っていうおそろしすぎるもの。
くまなく見る・・・。
え?でも、生きてりゃそりゃ傷も付くよね?実際床をなめるように見れば小さい傷いっぱいあるけど?
どこから傷扱い??
4人で傷を確認しながら、村人さんが「これは・・・!レポートにメモね!」とか言って書類に書いてくれてる傷を見て、「はーはー、この程度から傷扱いですか。」と認識。ドアひきずっちゃった的な黒い線。
その黒いのは書くけど、こっちのちっちゃいへっこみは書かないの?
こんぶアピール!「へっこんでるぜ!」→村人さん「そうね。」
書かない!!基準が・・・わからないよー!!!
いや、さっきの黒いのは激落ちくんでとれそうだよ!こっちのへこみは直らないよ!
ああ、わかった!ドイツ人は傷のサイズで考えてるんか!?そうなんか!?
とりあえず、前の住人さんが教えてくれてたこんぶ的には全然気にならない故障を伝える。(食洗機の洗剤入れるとこの蓋が外れちゃう。)
「大変・・・!(メモメモ)修理が必要ですか?」
「修理・・・?いや、別に取れちゃってもまた付ければ使えるし・・・。退去のときお金払わないんであれば大丈夫・・・。」
もうね、わからん!
だけど、熱心な村人でせっせと書いてくれてる。あーこりゃ出るとき大変そうですな。
掃除がんばろう・・・!と心に決めたこんぶに人事担当さんから一言。
「スクラッチレポートを作ってね!」
すくらっち・・・?
まっちゃ「いつごろお渡ししたらいいですか?」
人事「2week!」
やばいぞ。こんぶの仕事くさいぞ。
こんぶ「まっちゃさん、スクラッチレポートとは・・・」
まっちゃ「会社で、レポートの形式はもらえるから、真似して作れば大丈夫!傷が最初からあったことを証明するために作る。」
ほうほう。こんぶやるよ!がんばる!!
その後も4人でがやがや言いながらお部屋見学をしました。
村人さんおもしろい人やった。
「ベット高くない?お前よじ登らんといけんやん!」とか
「バルコニー長い!ボーリングできるやん!」とか
「冷蔵庫の中、大根入ってるやん!前の人の忘れ物?」とか
わいわい。がやがや。めもめも。
教わった注意点は
・とにかく換気!!カビ生えちゃう!生えたら高額請求。
・鍵なくさないで!!全鍵交換!なくしたら高額請求。
・床に傷つけないで!!全部張り替え!傷付けたら高額請求。
おいおい。全てにパワーワードがくっついてきとる。わかったよ、がんばるよ。
・・・!
壁の塗装が剥がれてる箇所がありますけど?
「壁は塗ればいいから大丈夫」
・・・そう?それならいいけど。塗るのが大変なんじゃね?あ、壁紙じゃないからそこは日本よりもゆるいのかな。
ゆるいのは壁くらいで、全体的に日本より細かそう。カビと鍵はまあ日本でもそんなもんかな、と思うけど。床に対する愛の強さを感じる。スクラッチレポートは床中心でよいのだろうか。
そんなこんなで、お部屋見学会終了。
ホテルから電車でおうちへ通ってレポートを作る日々の幕開けです。
とにかく傷の写真を撮る。
そして、家のどの場所に傷があったかメモ。
さいしょは適当な紙にざっと間取り書いて写真の番号と対応させてメモ。
それをエクセルでせっせとまとめる。まめまめしい。
そもそも間取りをエクセルで作るところから。まじめか。
せっせ。せっせ。線がクロスしてて見にくいだと!?うるへー!いそいそ。
これをタブごとに全部屋分。
もうどの傷からスクラッチか分からんから、おそらく入らんだろうなっていう傷も入れたった!ふふん。・・・つかりた。
そんなこんなで、この前無事に上司のまっちゃ社長の承認を得て、人事さんに提出されましたとさ。そうそう、まっちゃ社長がこんぶ用のオフィス作ってくれた。(机買ってくれた。)
出るときに高額請求になりませんよーに。笑
カビが生えないように換気がんばります!!